|
どもども、C組が大変です。カンナに続きヴィエラ、バベルもケガだそうでいやはやさすがは“死の組” いよいよ分からなくなってきましたよコレ! いや今回もDLIVEさんがカッチョイイ感じにブログを仕上げてくれて、ウイイレで言うと↑状態のフレブ市川です! 前回は久しぶりの殺人長文炸裂でグループリーグの予想なんぞを展開させてもらいましたが、今回はいよいよ優勝予想に踏み込んでみようと思います、もち長文で! (笑) 読む時はヒマな時が身の為ですよ、今回は。
えーまずですね、今回のこのユーロの予選抽選なんですが、ちょっとやりすぎだろブラッターって感じなんですよ。今回はA、Bと隣同士のグループの1位2位が対戦して、後は決勝まで向こう側のグループとは当たらない事になっているんですよ。ここで一旦、DLIVEが作ってくれたカッチョイイ前回のブログのグループ表を見てみて下さい…ね、A、B、つまり開催国が入るグループと“死の組”C組、“プチ死の組”D組とのこのコントラスト。「強豪国は潰し合え、ガッハッハ」と言わんばかりのこの組み合わせ! 流石はゴルゴ13が振込先に指定する国、スイス! すごい政治力です。
つまりですね、A、Bのグループに所属する国に対して、C、D組の国の消耗度はケタ違いなんですね。例えば愛しのアズーリ。死の組をサバイブしたって次か次にはスペイン。さらには準決勝で早くも死の組を生き残った方と下手すりゃこんにちわ! っておいおい。C、D組は険しい、実に険しいファイナルへの道のり。
一方A、B。2つのグループを通してみると2強(ポルトガル、ドイツ)が頭ひとつ抜けて後はドングリの背比べ。2強は1回戦を楽に(C、Dに比べたらという意味)突破して準決勝で実現する可能性が高い、ポルトガル×ドイツに勝てばもう決勝です。そして決勝では向こうサイドから上がってきたスタメンの誰かがサスペンションやケガなどで欠けていたり、緊張度の高い試合をくぐり抜けてボロボロに消耗した相手と闘うというアドバンテージ付き。
なので自分の優勝予想は「準決勝A、Bサイドおそらくポルトガル×ドイツの勝者が有利」という結論になります。それでは一体ポルトガル×ドイツ、どちらが勝つのか?
大会が始まってみれば、例えばロナウドがこの試合に出られないとか、そもそも準決勝がスイス×オーストリアなんて事もあるのでここでは仮に両者がベストメンバーで闘ったらと仮定して考えます。結論から言うと自分は「ポルトガルが有利」そう読みます。
理由は3つ。まず1つは言わずとしれたロナウドの存在です。この大会でもっともマークがキツい。もしくはプレッシャーに負けるなど、彼が活躍できないと予想する人もいます。
しかし彼の状況は今に始まった事ではありません。カカがバロンドールを取った06-07シーズン。前半のバロンドール本命はロナウドでした。彼は既に2年前から「絶対のエース」としてリーグで、CLで、代表で、まず1番に気をつけなければいけない存在でした。
そして今季、ロナウドの警戒度は高まりはしても決して下がらない中、彼がやってのけた事はもうみなさんご存知でしょう。確かにルーニー、テベスの存在は大きかったかもしれません。けれども彼は絶対警戒の中、リーグ、CL、そして欧州で得点王、つまりゴールデンブーツを取った選手なんです。
昔は「まだまだ若いよロナウド君、フォッフォッフォ」という感想だっただけですが、04年ドイツW杯では見違え、現在ではユーロ2000のジズーの領域に今まさに足を踏み入れようとしている選手。自分のロナウド評です。
切り込んで打ってよし、逆サイドからのクロスに飛び込んでよし、ポルトガルの得点力不足に1枚も2枚も買うはずです。さらにドリブラーの多いポルトガルはゴール前でファールをもらう事も多いはず。その時にはあのロナウドの“悪魔の軌道”が敵のゴールを襲う。大会得点王すら自分には匂います。
次の理由はルイス・フェリペ・スコラーリ。監督の優位性です。選手で言えばドイツだって負けていません。イキのいい奴がゴロゴロ、特にFWでは明らかにポルトガルを上回ってます。しかし監督はどうでしょうか。クリンスマンの戦術をうまく引き継いだレーブ監督は意地悪な見方をすれば“それだけ”の監督に見えます。アイデア、ましてやクリンスマンが構築した攻撃サッカーを進化させるというよりも、バランスを取っただけ。はたしてユーロ準決勝というプレッシャーの中で、流れを変える交代、もっと言うとバクチが打てるとは思えないのです。
その点、フェリペ監督はブラジルから乗り込みデコを帰化させる、黄金世代というアンタッチャブルな存在に手を加え世代交代を押し進めるなど豪腕を発揮し、フェリペ監督になってからのポルトガルは国際大会で安定した成績を納めるようになったのです。現在セリエAのローマがとっている「ゼロトップシステム」。あれを初めて見たのは自分は04年W杯のポルトガル代表でした。ロナウドを1トップに据え、前の4人がグチャグチャに動いて幻惑。こんなフォーメーションがあるんだ、と関心した覚えがあります。(バックナンバーのW杯日記に詳しく書いてあります良ければそちらで)。W杯を制した監督というのは伊達じゃありません。ここ1番で彼なら大バクチの狂気の采配だってやってのける気がします。
最後に、GKリカルドの存在です。え、リカルド? 何で? ってあなた。実は自分はドイツW杯全64試合をHDDレコーダーに撮っておいたのですが、これが総時間200時間というとんでもないボリュームで、DVDに焼くのが面倒で2年放置してたんですね。しかし、ユーロを撮るために容量が足りないのでこれを全て焼かなければいけなくて、ここ最近は仕事が終わったらDVD焼きをシコシコとやっていた訳ですよ。いやーサッカー好きだけど辛かったッス! しかしそれは準々決勝のイングランド×ポルトガルを焼いている時でした。試合はPK戦までもつれました。その映像を思い出したんです。リカルドの異様な才能を。
PK戦の結果は2-1でポルトガルの勝利です。まずこの極端なロースコアが異常です。しかし、ポルトガルサイドの方は観ていて思うのは「不運」「プレッシャーに負けた」と言う通常のPK戦の感想でした。異常だったのはイングランドサイドです。ランパード、ジェラード、キャラガー、名手達のキックはことごとくリカルドに跳ね返されました。唯一入ったハーグリーブスの放った1本も、リカルドは触っていたのですが、勢いに負けて入れられたもの。そうなんです、リカルドはすべてのキックに対して飛ぶ方向が一致していました。
しかもそれがもう「たまたま」というレベルでは無い。リカルドはキッカーがどんなフェイントをしかけても一切反応はしません。しかし、キッカーが蹴る瞬間のある1点で、明らかに確信を持って飛んでいるのでした。これはもうこう考えるしか無いというプレーでした。
リカルドは、PKキッカーが蹴る寸前に、蹴る方向が、分かる。
例えば軸足への体重のかけ方、インパクトの寸前の蹴り足の開き方、何かは分かりません。ただ、そこから読み取れるのはリカルドの確信。そして順番が進むうちに相手が襲われる恐怖心。リカルドのように読みで飛ばないタイプには、ゴールの隅に正確で強力なキックをしなければなりません。生ダラの(古っ)PKのようなノンプレッシャーのお遊びでだったら、代表クラスなら訳も無く蹴るでしょう。
しかしその舞台が国を背負って立つ大きな大会の1戦だったら? キャラガーはボールを置くやレフリーの笛の前に、奇襲的に振り向きざまに蹴るという、アンフィールドでの彼からは絶対にイメージできない蹴り方をして主審に再度やり直しを命じられ、そして魅入られたようにやはりストップされてしまうのです。
拮抗した準決勝や決勝、結末はPK戦にもつれる事もあるはずです。そうなった時にポルトガルの選手は信じられるはずです。異様な才能を持った自分達の守護神を。これはきっとギリギリの時に強力な武器になるはずです。みなさんもポルトガルのPK戦の時は是非、リカルドの反応に注目して観て下さい。
ポルトガルでPK戦と言えばもう1つ。ロナウドです。彼は今季CLで決定的なPKを2度外しています。でも逆に言うとそれでもビッグイヤーを掲げる事ができる流れにいるのが、今のロナウドだとも言えます。はたして彼の次のキックは3度目の正直になるのか。はたまた2度ある事は3度あるなのか。残酷なようですがポルトガルのPK戦が楽しみです。
話しがそれましたが以上の事から、自分はポルトガルを優勝候補に予想します。も、他も押さえてとかセコい事せず、有り金全てブチ込みますとも。逆サイドの熾烈な生き残りはイタリアを中心に応援するけど(キエッリーニよ、今こそ男を魅せる時だぞ!)、優勝はポルトガルです! …たぶん(笑)
|